<振り返り>演奏会〔1〕「夢のあとさき ~ フランス音楽のエスプリ」
5月4日(金)、演奏会〔1〕「夢のあとさき ~ フランス音楽のエスプリ」を開催しました!
出演者は、世界五大陸を股にかけて活躍するヴァイオリニスト、ドン=スク・カン(韓国)、同じくヴァイオリニストで、世界最難関のコンクールで史上最年少優勝を果たした三浦文彰、小澤征爾も期待を寄せるチェリストの趙静(中国)、パリを拠点に世界で活躍するピアニストの児玉桃、第7回から音楽祭に出演しているヴィオリストの須田祥子。
リハーサルを見学しようと会場に近づくと、かすかに聴こえる素敵な音色♪中を覗くと、三浦さん、趙静さん、児玉さんの3名が練習されていました。曲はラヴェルが「5ヵ月かかるところを5週間で終えました」と友人に書き送った4楽章構成の“ピアノ三重奏曲 イ短調”。
○(左から)三浦文彰、児玉桃、趙静
曲のイメージや、他の演奏家がどのように表現しているのかなどを話し合いながら、時に笑い声のする楽しそうな雰囲気でした。
「試しに」と、まだ一緒に演奏したことのない楽章を初めて演奏してみたところ、最後まで息がピッタリ合わさったことに、演奏家の皆さんも思わず「やりきったね!」「すごい!」とガッツポーズや拍手をし、驚いたり喜んだりしている姿が、とても印象的でした。ラヴェルの練習が終わると、三人で記念撮影!
また、他の曲目を練習されている時の様子もご覧下さい♪
○(左から)三浦文彰、ドン=スク・カン
○須田祥子
○本番前練習で、笑顔の一場面も。
いよいよ迎えた本番!
1曲目はミヨーの“2つのヴァイオリンのための二重奏曲 作品258”。ドン=スク・カンさんと三浦さんの、2つのヴァイオリンの音色が楽しげに絡み合う、心躍る演奏となりました!
2曲目はドビュッシーの“ヴァイオリン・ソナタ ト短調”。未完の“6つのソナタ”の中で、最後となったこの曲。ドン=スク・カンさんと児玉さんのお二人による演奏でお送りしました。
ここで、お二人に向けたお客様からのアンケートをご紹介!
「(児玉さんの)ピアノの一音一音がステキ。楽器を引き立たせながらも音が出ているところにプロの魅力を感じた。ドン=スク・カン氏のヴァイオリンの感性が豊かですごい。話には聞いていましたが、やはり生で聴くと違いました。」
3曲目はラヴェルの“ピアノ三重奏曲 イ短調”。三浦さん、趙静さん、児玉さんの3名による、一体感ある演奏に、会場も大いに盛り上がりました!アンケートでも、多くの方に「この曲が良かった」と感想をいただきました。
最後はフォーレの“ピアノ四重奏曲 第1番 ハ短調 作品15”。ドン=スク・カンさん、児玉さん、趙静さん、須田さんの4名による演奏でお届けしました。ラヴェルとならんで、アンケートで絶賛でした!
ここでお客様のアンケートをご紹介!
フォーレが一番心にぴったり来ました。
4人のせめぎ合い、ピアノが要になって、すばらしいアンサンブルの妙。四重奏の醍醐味を堪能しました。
最後に、舞台袖に戻ってきた皆さんで記念撮影!
当日の様子を記録した映像がございます。舞台袖の様子もご覧いただけますので、ぜひご覧ください。
終演後、延岡市よりご来場いただきました関根さん姉弟にお話を伺いました。「初めて音楽祭に来たけど、想像していたより迫力がすごかった」と嬉しそうに話してくださったお姉さん。二人ともピアノの経験があり、児玉さんの演奏にびっくりしていた様子。「他の演奏家とアイコンタクトをとりながら、息を合わせて演奏する様子がすごかった!」と、お姉さんの話に弟さんも頷いていました。今日の公演にもご来場予定のお二人は、「次の公演が楽しみ!」と笑顔で話し、最後に光のプラザのブーゲンビリア前で記念撮影!
PHOTO GALLERYに、演奏会〔1〕のリハーサルや本番の写真を掲載しております。もっと写真がみたい、という方はぜひPHOTO GALLERYのページもチェックしてみてください♪
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